自然農法基礎知識-トンネル作り

なぜトンネルが必要なのか?
トンネルにはどんな種類があるのか?
トンネルの作り方について説明していきます。

定植時に外気温がその作物の生育適温より低い場合、トンネルを作ります。
そうすることで、トンネル内を保温することができ、苗の順調な生育を促します。 このような栽培方法を半促成栽培と呼びます。

ここで注意するポイントは、トンネル内は密閉された狭い空間であるため室温の変動が 大変大きいということです。したがって、きめ細かい管理が必要となります。

トンネルでは、トンネル内の温度が高くなりすぎないように工夫することが肝要です。

トンネル作りの手順は以下の通りです。

①トンネルの端に杭を打ちます。これにビニール(寒冷紗)を縛り、しっかりと固定します。

②トンネルを作る場合、とくに畝をまっすぐに作ることに注意を払います。畝が曲がっていると ビニールをピンとはることができません。左右のどちらかがたるむとそこがめくれ風が吹き込み トンネル全体がめくれてしまいます。
まっすぐのトンネルに、ビニールをたるみのないように張ることで、トンネルの耐久性と効果が アップします。

③ビニールを張った内側のダンポール間に、外側からさらにダンポールを刺し込んでいき、ビニールを 外側から押さえつけるようにします。そうすることでトンネルの両側に土を置かずしてビニールを 固定することができ、また開閉も容易になります。

④ダンポールの代わりにヒモを使って、ビニールを外側から押さえつけることもできます。その他種々の 方法とツールがあります。

⑤虫除けが目的の場合は、トンネルの外側から土を置いて、寒冷紗やサンサンネットなどをしっかり 両側から固定し虫が入らないようにします。
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